違法駐車で周囲が迷惑
釣りというのは公の場で何人もの釣り人が釣りをするわけですから、マナーやルールをよく守らないと快適な釣りを楽しむことができません。
釣りに行く時には、釣り場でのマナー以外に車を停める時にも必ずルールを守るようにしたいものです。
言うまでもないことですが、車は必ず指定の駐車場に停めるようにします。
駐車場がいっぱいだからといって、駐車可能な隣接地に車を停めたら認可の私有地だったということもありえますし、スペースがあるからと言って車を停めておいたら地元の住民の生活道路だったということもあり、非常に迷惑になります。
また、釣り場の中には季節によって釣りを禁止しているエリアもあります。
魚類資源の保護や釣り人の安全確保などを理由として、年間のうちの何ヶ月かを釣り禁止にするエリアがあり、ルールを破ると罰金を科せられることがあります。
釣り場が一時的に閉鎖されているかどうかは、近くの釣具店などで確認するのが一番です。
最悪釣り禁止になることも
駐車場所をよく守らなかったり、釣りが禁止されている期間なのに無理やり釣りをしてしまったりすると、近隣の人に問題視されその場所での釣りが禁止になってしまうことがあります。
マナーをきちんと守って駐車している釣り人にも迷惑をかけてしまったのでは、釣り人として失格です。
車で出向く際は、必ずどこに停めていいかなどを下調べしてから向かいましょう。
釣り場ではマナーを遵守することが大切
駐車違反だけではなく、ゴミの後始末なども守らなければならない大切なマナーのひとつです。
釣りができる環境を保つためには、きれいな水と自然が必要不可欠です。
ところが、大切な釣り場に、コンビニで買ってきた食品のパックやつり具のパッケージなどをポイ捨てしてくる人がいて問題になっています。
特に多いのは、絡まってしまった釣り糸をその場に放置してくるケースです。
絡まった釣り糸や仕掛けに引っかかってしまい、動けなくなった野鳥の姿などをテレビのニュースでご覧になった人も多いのではないでしょうか。
釣りを楽しみに行って、しかも自然環境にダメージを与えてしまうのでは、釣り人としてのマナーにかなっていません。
釣りをするからには、根掛かりの外し方などもしっかりと勉強しておくことが大切です。
また、釣り場には一人で行っても、他の釣り人への挨拶は欠かさないようにしましょう。
釣り人たちのあいだには無言のうちの縄張り意識というものがありますから、釣りをしている人のすぐ横に黙って入るのではなくて、「おはようございます」「ここに竿を出させてもらっていいですか?」などの最低限の挨拶はしたいものです。
こうすれば、お互いに気持ちよく釣りを続けることができます。