意外なところでよく釣れる
釣りを楽しむためには、車を2~3時間走らせて湖や海、大きな堤防があるところまで行かなければいけないと思い込んでいる人は多いのではないでしょうか。
実際、釣り人が集まる名所ではさまざまな種類の魚が釣れることは確かです。
ところが、わざわざ遠出をしなくても家の近くでも魚が釣れることがあるのです。
例えば、横浜などは繁華街が近いにも関わらず、大きなシーバスが釣れることもしばしばです。
海のない県でも小さな川でシーバスやナマズを釣ることができますので、「家の近くに格好の釣りの場所がない」と悩んでいる人は、近場をよく探してみることをおすすめします。
水路のような場所でも、カワムツやタナゴなどといった小さな魚を釣ることはできます。
水深が30cm以上あれば、ナマズやブラックバスを釣るのも夢ではありません。
家の近くで釣り場を選ぶ際の注意点
水というのは常に流動しているものですから、海や大きな湖から距離は離れていても、川や水路でつながっている場所であれば意外な大物を釣り上げることも可能です。
ただ一つ、海や湖などの水源と水路の間にダムがないかどうか注意してみてください。
ダムがあると魚の通路が妨げられてしまうので、魚が泳いでくる可能性が激減してしまいます。
河川では、水門付近に魚がいるかどうかをチェックしてみましょう。
水門の周囲に魚がいれば、収穫が期待できると言えます。
それから、「漁業調整規則」にも留意しなければなりません。
漁業調整規則というのは、釣りをする際に守らなければいけないルールのことで、各都道府県によって内容が少しずつ異なります。
釣ってもいい魚の大きさや場所、期間などは漁業調整規則に詳しく定められていますので、釣りをやる人は目を通しておくことをおすすめします。
魚の中には天然記念物に指定されているものや、外来生物に関しては釣りは禁止されています。
漁業調整規則に違反すると罰金を科されることもありますので、基本的なルールは熟知しておきたいものです。
特定外来生物に指定されている魚を釣って、家で飼育した場合には1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を科せられることもあり、要注意です。
特に「カダヤシ」という魚はメダカにそっくりで、気づかずにメダカだと思って釣ったカダヤシを飼育してしまうことがあります。
水路などで釣りをしていて、偶然に天然記念物や特定外来生物に当たる魚を釣ってしまったことに気づいた時は、すぐにその場で放してやりましょう。
首都圏の釣りの名所
首都圏で手軽に釣りができる名所として有名なのは、横浜の「フィッシングピアーズ」です。
ここは魚種も豊富で、安全で快適な釣りを楽しむことができます。