アジ・イワシの釣り方
海釣りの中でも、アジやイワシといった小魚をたくさん釣るのに適しているのが「サビキ釣り」という方法です。
サビキ釣りでは、「コマセ」と呼ばれるエサを撒いて魚をおびき寄せて魚を釣り上げます。
この時に使われる仕掛けが「サビキ」です。
サビキ釣りでよく釣れる魚としては、アジの他にイワシやサバがあります。
アジは朝夕の時間帯に釣れることが多く、シーズンの最初の頃は「豆アジ」と呼ばれる体調5センチほどのものがよく釣れます。
イワシは非常に釣りやすい魚で、サビキ釣りではカタクチイワシやウルメイワシ、脂ののって美味なマイワシなどを釣ることができます。
サバは体長が20~
30センチあり、引きも強いので太めの仕掛けが必要になります。
サビキ釣りに適したシーズンと場所
サビキ釣りは春から秋にかけてがシーズンで、特に7月から9月にかけては水温が上がり、魚の活性が高くなるのでよく釣れます。
時間帯としては、日没前や夜明けがおすすめです。
場所としては堤防が一般的で、特に潮通しの良い堤防の先端、あるいは沖向きのポイントでは魚がたくさん釣れる傾向があります。
サビキ釣りで使う道具
サビキ釣りでは、長さが1.8m~3.6m前後のサビキ竿か磯竿、あるいはルアーロッドを使います。
釣具店ではサビキ釣り用の竿とリールがセットになって売られていますので、初心者の人はこれを買い求めるといいでしょう。
仕掛けは釣りたい魚によって針の号数が違ってきますので、釣具店でよく相談して選ぶことをおすすめします。
豆アジや5センチほどの小型のマイワシ、カタクチイワシなどを釣りたいと言うのであれば、針の号数は0.5号~2号が適切です。
もう少し大きめの魚、例えば小アジや10センチ前後のイワシ、サバなどを釣ろうとしているのなら、針の号数は3号~5号を選ぶといいでしょう。
中アジや大型のイワシ、20~30センチほどのサバを狙いたい人は、6号~9号の針を選びましょう。
もう一つ、サビキ釣りに欠かせないのがコマセを入れるカゴです。
カゴには「上カゴ式」といって、仕掛けの上につけるものと、下につけるタイプの「下カゴ式」があり、下カゴ式の方が人気があります。
コマセには、釣具店で売られているアミエビを使用します。
カゴにコマセを入れて狙った水中に沈めたら、竿を上下に揺すってカゴの中のコマセを撒きます。
コマセをぎちぎちにカゴに詰めるとうまく水中に広がらないので、ふんわりと軽く詰めるのがコツです。
サビキ釣りで魚をたくさん釣るためには、コマセを切らさないようにすることが大切です。
コマセが切れると魚の群れがすぐに移動してしまいますので、この点には必ず注意するようにしたいものです。