砂地に住むシロギスやカレイ。これらの魚を釣るには遠投して狙います。つまり投げ釣りです。投げ釣りには遠投するタイミングや仕掛けの知識などが必要になってきます。しかし、なれれば、大物のカレイも夢ではありません。ここでは投げ釣りで釣れるシロギスやカレイの釣り方、準備する道具、砂地での投げ釣りの楽しさなどを紹介しています。
シロギスの釣り方と準備道具
シロギスは投げ釣りの中でも人気の魚種となっています。釣れる時期は初夏~秋。南西諸島では秋~冬がシーズンとなります。つまり場所を選べば1年じゅう狙えるターゲットなのです。大きさは15センチから20センチ、天ぷらで食べると美味しい魚として知られています。シロギスは防波堤や砂浜から狙うチョイ投げが人気です。どちらかというと砂浜より防波堤釣りで人気があります。シロギス釣りで使用する道具はチョイ投げ用の竿か、ライトシーバスタックルを使用します。持ち運びを考えるとチョイ投げ用の振出し竿が向いているといえるでしょう。ラインはナイロンのみで十分です。理由はライントラブルが少ないからです。PEラインでもOKですが、一度ライントラブルが発生すると釣りどころではなくなってしまうのでおすすめできません。ラインの太さは、0.6から0.8号を目安にします。遠投をしたければ、0.6を選びます。なぜならラインが細くなればその分投げたときの距離が延びるからです。初心者はお店で聞くといいかもしれません。チョイ投げ用の仕掛けは、小型のなすがたおもりを使った天秤を使用します。絡み防止用のパイプがついている仕掛けを選ぶと、スムーズにシロギス釣りを楽しめます。
カレイの釣り方と準備道具
カレイは気温の下がる冬になると海岸線の砂地に産卵に来ます。釣れる時期は、2月下旬から3月頃です。カレイの外道として、マゴチ、スズキや大型のキスが釣れることも。カレイの大きさは、最大で50センチほどにもなります。平均的に釣れるカレイのサイズは30センチです。時には入食い状態になるので引きが癖になります。カレイを釣るなら専用の投げ竿を用意しましょう。なぜならカレイは体が平たいため、フッキングするともろに水圧が体にかかるからです。おすすめの投げ竿は、ダイワスピニングロッドプライムサーフ T25です。これなら大物や外道がかかっても竿をのされる心配はありません。おもりはやや重めのものを使います。なぜならカレイは流れの早い場所を好むからです。道糸とハリスは太めの、7号と4号を選びます。ハリはカレイ12号ハリを使用。カレイはフィッシュイーターのヒラメと違い、雑食です。そのためどちらかというと虫系と言われるアオイソメやコガネムシを好みます
広範囲を探りながら砂地からあたりを引く感じが楽しい
カレイやシロギス釣りは餌を使うものの、広範囲を探るので、どちらかというと餌を使ったルアー釣りと言っていいでしょう。また、仕掛けをロストすることも多いので、予備の仕掛けをいくつか用意しておきます。一度ヒットするとその場所には大抵群れがいるので次から次へと釣れるいわゆる入食い状態になります。