ワカサギ釣りと言えば氷上の湖やダム湖でするイメージがあります。しかし、近年ではワカサギのさまざまな釣り方が開発され氷の上からだけでなくダム湖など沿岸からチョイ投げでも釣れるようになりました。ここではワカサギの釣り方、準備道具などを紹介しております。
釣り方
疑似餌(ワームのようなもの)や赤虫などの餌をつけて水中のワカサギを釣ります。釣り方は、陸上からダイレクトにポイントを攻めるおかっぱり、船に乗ってポイントまで移動して釣る方法、冬に氷に穴をあけて釣る方法があります。ワカサギは基本的に湖の底を回遊しているため、釣るにはコツが必要です。ワカサギ仕掛けを水中に投入したら、おもりが底につくまで待ちましょう。おもりが底についた目安は、リールから糸が出なくなり、道糸にふけが出たとき。底についたのを確認したら仕掛けを引っ張ります。竿の先をしゃくるようにしてワカサギを誘いましょう。誘い方のコツは、穂先にテンションをかけつつ、糸を緩めないこと。船や氷の穴からワカサギを釣るときに必須のテクニックなので、家の近くの池やお風呂で練習をして感覚をつかんでおきます。
準備道具など
ワカサギ釣りで使用される道具は年々アップグレードされています。近年は流行しているタイプのワカサギ用ロッドは、ロッドと電動リールが組み合わさったものが主流になってきています。繊細なあたりを見逃さないよう、穂先が柔らかいものを選びます。また、柔らかいだけでなく粘りのある竿を選びましょう。
ダム湖などのおかっぱりでワカサギを釣る場合は渓流竿を使います。渓流竿に0.2号の道糸をつけ市販のワカサギ仕掛けをつけます。なお、おかっぱりの場合、ワカサギのサイズが小さいので、ハリのサイズは小さめのものを選びましょう。おかっぱりではできるだけ長く、感度の高い渓流竿を使用します。(沖に行けば行くほど魚影が濃くなるため)ルシード稲穂であれば、ブラックバスからワカサギなどさまざまな魚種に対応できます。
ワカサギ釣りをする上でライン選びも需要です。ワカサギはあたりが繊細で、仕掛けによっては釣れているかわからないことも。あたりを見逃さないように細いラインを選びましょう。また、おもりの調整も忘れないでください。おもりは0・5号のおもりを目安に使用します。その場の状況によりますが水深が10m以上ある深い釣り場では、少し重い3号のおもりを使いましょう。さらにあると便利な道具は釣れたワカサギを手返しよく外せるワンタッチのワカサギ外しです。群れに合えば100匹の大漁もあり得るため、ぜひとも持っておきたいものです。
氷上でワカサギ釣りをするなら、寒さを防ぐテントを持って行くといいでしょう。
真冬の湖では、氷に穴をあけてワカサギ釣りが楽しめる。冬しか堪能できない貴重な釣り。
氷上からのワカサギ釣りは冬にしか楽しめない風物詩です。ゆったりと流れる時間と、冬特有の静けさを楽しみましょう。