フライフィッシングは歴史ある釣法です。欧米で15世紀ごろに登場し、現在の形になったのは19世紀です。イギリスでは貴族のたしなみとして親しまれてきたフライフィッシング。現在は世界中で愛されています。ここでは、フライフィッシングでのニジマスの釣り方、準備すべき道具などを紹介しております。
準備道具など
フライフィッシュングはまず道具を揃えます。フライフィッシングに必要最低限の道具は以下の6点になります。
- フライロッド
- フライライン
- フライリール
- バッキングライン
- リーダー・ティペット
- フライ
フライロッドはフライフィッシング用の竿です。フライロッドは他の竿と違い、フライラインを通して綿のように軽いフライを投げる機能を持っています。フライラインはフライフィッシング独特なラインです。太い糸から遠投できる力が生まれフライを遠くに飛ばしてくれます。フライリールは、太くかさばるフライラインを巻き取り収納する専用のリールです。スプールを簡単に取り外して左右の巻き手を変更できます。また、フライリールにはドラグと呼ばれるブレーキを任意する機能があります。バッキングラインはいわゆる下糸です。大物が釣れるとフライラインだけでは足りなくなるため、20ポンドのラインを100M前後巻いておきましょう。リーダー・ティペットは、太いフライラインの先端にハリスに相当する細い透明な糸をつなぐ役割をします。フライはティペットの先端に取り付ける疑似餌です。(主に水生昆虫を模したもの)ニジマスなどのトラウト類の活性によりさまざまなサイズを使い分けます。フライにはシンキングタイプと、フロートタイプの2種類があり、水に浮くフロートタイプはドライフライ、シンキングタイプはウェット、ニンフ、ストリーマーなどと呼ばれます。
他に必要な道具はウェーダー(体をぬらさないために必要。)、滑り止めのついたウェーディングシューズ、フィッシングベスト、レインジャケット(雨具)です。
釣り方
フライフィッシングは実釣に入る前にライン投げを十分に練習します。つまりいきなり自然の河川でニジマスなどのトラウトを釣るわけでありません。管理釣り場などで十分にラインの使い方に熟達しておかないと、思い通りの場所にフライを飛ばせないからです。管理釣り場で十分に扱いに慣れたら自然の渓流へ行きます。
前後にロッドを振るう特殊な釣りが面白いフライフィッシング
フライフィッシングは遠くに軽いフライを飛ばすために、特殊な操作をします。そのため、釣り道具もロッド、リール、ラインだけではなく、複雑な組合せが必要となります。ラインを飛ばす際の音が特殊なのもフラフィッシングの魅力です。